みなさんこんにちは (*´∀`*)
阿亮(ありゃん)鐡道模型社のやましたです。
毎日毎日暑いですねぇ。。。
模型とビールにまみれた毎日ですwww

工房の作業としましては、アニメに出てくる電気機関車を
以前に雑誌の作例でHOスケールで作ったのですが、
今回は更に小さいNゲージサイズで作ってみようという
どうしようもないドMな欲求にかられまして
せこせこと作ってみたりしていました。

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IMG_0125

さて、前回はPORTERのフィニッシュまでいきましたので、
今回から実際に最終目標としている鉱山機関車の制作に
とりかかることとしましょう。

こんな図面ですね。

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まず何をしないといけないか?
今回は、ちゃんと動くようにしたいという思いがあります。
なので、肝心の動力をどうするか?です。
こればかりは3Dプリンタで出力できません。
(あと、パンタグラフとカプラーもですが。。。)

まずは動力選定です。
あ。今回は、Shade3Dさんのブログなのに、
Shade 3Dも3Dプリンタも登場しませんwww
あ。でった先生も今回は登場しません。
TVシリーズアニメでいう「捨て回」ってヤツです。

余計わかりづらくなってますwww

しかしながら、3Dプリンタで鉄道模型。
と考えますと、避けては通れないところなので、
どうかよろしくお付き合いくださいませ m(_ _)m

まず、ざっくりの形状確認です。

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設計図はこんな感じです。
次に実車(実物)の確認です。

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図面の方がかなりディフォルメされているのがわかります。
どうせですから、より実車に近い感じで作りたいと思います。

形状としては、まず。薄い。
薄い箱の「蓋」の中に動力があって、
その上にパンタグラフが付いているようなイメージです。
と、いうことは・・・薄い(ペラい)動力が必要ということです。
そこで手持ちの動力群を取り出してみますと。。。

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各社さまざまです。が、やはり暑い。
暑い・・・ちがうや、厚いです。嵩がありますね。
全部9ミリ幅の動力です。
なお、小さくてちゃんと動く動力って、高いんです。
いわゆるNゲージと呼ばれる電車の動力は、
1500円くらいから買えますが、
こういったナローゲージ(狭軌)用の動力は、
安くても3500円くらいから、高いと動力だけで
15000円くらいするものまであります。
線路→車輪→モーターへの通電、給電がしっかり
していないと、安定した走行は見込めません。
しかし小さくなると自重が軽くなり、線路と車輪の
接点も少なくなりますので、小さくなればなるほど、
ホイールベースが短くなればなるほど、安定した
走行が難しくなるということなんですねぇ。。。

さーて、困りました。
手持ちの動力ではこの鉱山機関車の動力に合致しません。
何かいい手はないものか・・・。

ありました!

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富山市内を走るトラム(路面電車)です。
Nゲージですから、車輪幅も9ミリです。
これは、車内再現がきちんとされています。
ということは・・・この窓から下の部分に動力がある!
ということになります。
高さを測ってみますと・・・。

IMG_0112

窓下から地面(カッティングマット)まで、8ミリでした!
これは期待できそうです。

というわけで、富山市民のみなさまに謝りながら、
分解していきますwww

IMG_0113

とりあえずこの前後ふたつの動力を摘出しましょう。

IMG_0114

ボディを外して床を外して。
動力の構造が見えてきました。
そこで、走行ユニットを取り外してみます。

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おぉ。小さい。ステキに小さい。
2本の線が出て、コネクタに繋がっています。
これはモーターへ電気を送る方の線ですね。
そして、2つの突起が出ています。これは、
線路からの電気を吸い上げる方の集電板です。

どのくらい小さいのか?
手持ちの動力群と並べてみます。

IMG_0118

段違いに小さいですね ”o(゚д゚o)ヨシッ
どえらく小さいです。
コレだけ別売りしてほしいくらいです。
このままだとこれから先、ワタクシはトラムキラーと
なってしまうでしょう。
世紀末覇者伝説トラムの拳。

超弱そうwww

さて、そのコネクタ付きの線と、
集電板とをじかに繋ぎます。(コネクタは取っちゃいます。)
電気接点ですので、はんだ付けします。

そぅそぅ。
我が工房のはんだごては、
「はんだごて界のフェラーリ」と呼ばれる代物です。

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爆速です。速いんです。
・・・何が???
こて先の温度は400度くらい必要なんですが、
その400度までに到達する時間がわずか4秒!!!
半端ない早さで温度が上昇します。
(通常、数分待ちます。)

今時はんだごてなんて100円ショップで300円で買えちゃう
時代なのですが、作業効率を考えて、こちらに惚れ込んで
導入しました。(10万円渡して少しおつりがくる程度です。)
でも、後悔はしていません!うん。してない。多分www

ということで、ちょちょっとはんだ付けします。

IMG_0121

こんな動力が2個できました ヽ(゚▽^*)乂(*^▽゚)ノ バンザーイ♪
POETERくんと並べてみても、その小ささがおわかり頂けるかと。
カッティングシートの白線が1センチです。(点線は5ミリです。)
全長2センチ、高さ7ミリ程度の動力の完成です。
さっそく走行確認してみますと・・・。

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自重が軽いにもかかわらず、スムーズに走ります!
・・・虫みたいwwwww

・・・虫みたい。
なので、標本っぽくしてみます。

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カナブンみたいだなwww
はぃ。夏休みの宿題、終了です。

動力はこれでOK!ですね (* ̄^ ̄)b ネッ
次にパンタグラフを。。。

IMG_0122

思うに、左側の大きなパンタグラフを、
ちょいとつぶしたまま使うのが今回の鉱山機関車には
マッチしそうですねぇ。取り付け台座の幅は1センチ。
こちらをふまえて、ちゃんと動力が入って、パンタグラフが
乗せられるよう車体の構造を考えていきたいと思います (* ̄∇ ̄)ノ

ジャストアイデアなのですが、今回は、
2パターン考えてみたいと思っています。

正直、先日のPORTER、出力サービス屋さんの出来には驚きました。
なので、そのまんま出して色を塗って動力つけてパンタグラフつけて
出来上がり!という、一体形状のバージョンと、
家庭用プリンタで出して作っていけるパーツ別となったバージョンと、
2パターンで考えていきましょう。

次回は動力の採寸、方眼紙での設計図への落とし込みから、
できればShade 3Dでデータ作成までもっていきたいと思います。

うーん今回は自分のテリトリーの作業でしたので、
予想外の失敗も成功もなかったですね。。。さすが捨て回wwwww
ヽ(`Д´)ノウワァァン!! が、出ませんでした(笑)

それではみなさん、また、来週! (・д・)ノ

モデラー:阿亮鐡道模型社 山下 亮(鉄道模型、鉄道情景作家)。
・KADOKAWA「電撃ホビーマガジン」2014年10月号〜2015年6月号連載。
・JCOM「アクトオンTV」鉄道ジオラマを作る 講師出演。
作例や活動についてはFacebookで「阿亮鐡道模型社」にてお願いいたします♪

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