みなさんこんにちは (*´∀`*)
阿亮(ありゃん)鐡道模型社のやましたです。
今回で4回目。
全12回の予定ですのでそろそろ1/3が終わります。
毎週更新でお届けしておりますが、
いやぁ、一週間って早いですねぇ Σ(@ω@;)
超アナログ模型作家としましての近況は、
ひと月半必死に作っておりました、
千葉県は銚子電鉄「仲ノ町駅」のジオラマが完成しました (∩´∀`)∩
1/150のいわゆるNゲージサイズであります。
ご興味ありましたらばFacebookで阿亮鐡道模型社で♡
さて、今回は、前回に続いて機関車のポーターの足回りです。
が、その前にまた、でった先生のところにお伺いしまして、
こないだできなかったブール演算についてなどなどを教えて
もらってまいりました (* ̄∇ ̄)ノ
まず、同じパートに入れなくてもできるみたいです。
そして、複数の穴をあけるには、ひとつずつ処理するのだそうです。*1
一気に選択して演算!ってやってたので、思ったようにいかなかった
みたいですね。。。あと、くりぬく対象を、くりぬかれる対象より
少し厚く設定しておくこと。これも前回やってたりやってなかったり。
なので、安定した結果が得られなかったようです。難しい・・・。
あぁ!難しいといえば。
このブール演算。とっても難しい計算をしているようです。
その分トラブルが起きる事もあるとか。
パソコン作業でトラブル怖いです。
そんなときのために「必ずセーブ!」が必須らしいです。
それも知らずガンガンブーリングしてました。
(註:多分それをブーリングとはゆわないです。)
要は、人知を越えた処理なのでしょう。
まだ人類にはきっと使いこなせない存在に違いないです。
そぅ。まさに、エヴァンゲリオンのように。
ちょうど今年のつい先日である2015年6月22日に
シンジ君はミサトさんのクルマでネルフに行きました。
(無駄に詳しいな自分。)
その他、今日はポリゴンメッシュ、ベベル、切断、ループスライス、
ミラーリングなどを教えて頂きました (=´∀`)人(´∀`=)
正直、アナログモデリングと違って、片方だけを作ればあとは
複製が効いてしまうこの便利さよ。。。
ガンプラですら両手両脚2個ずつ作らないといけないのに、
ミラーリングで一発反転。しかも片方いじると反対側にも反映って
ほんっとすごいなと思いました。
えぇ、思いました。思っただけで多分、いま自分ひとりでは
できないですwww
さーてとりあえずでった先生のところから帰宅!
先週の作業具合をみてみますと。
この状態でした。
先週ほどのがっかり感はありません。
よかったwww
若干煙突が長いのと、キャブの床が低すぎるので調整します。
このポーター、0-4-0という車輪構成になっています。
車輪構成について書き出すとエラい事になっちゃいますので、
要は、動く車輪が4つ。と、思ってください。
その4つの車輪のうち、後ろ2つが、すこしキャブにかかるくらいの
感じが実物ではありましたので、キャブの側面下とキャブの床が
ぴったりツライチで付いちゃってると車輪がかかる余裕がないという
ことになっちゃうんですね。ちょいとアゲ底します ヽ( ・∀・)ノ↑age↑。
さて次は、下回りのメインフレームにとりかかります。
メインフレームの幅は、今回はHOe(1/87スケールの線路幅9ミリ)
で考えていますので、ちょいと狭めに8ミリくらいかなぁ。
・・・って。自分、今までどんな大きさの設定でモデリングをして
きていたのでしょう???ココで初めてそれに気づきましたwww
バウンディングボックスを見たら、長さ2200ミリとか書いてあります。
えーっと。。。2メートル超!?
おぃおぃおぃおぃおぃ。
分割パーツにして作ってもいいけれども。
それやったら多分、ウチから自分の居場所がなくなります。
(物理的にも精神的にも追い出されフラグ確定ですwww)
だいたい出力もよくわかっていない状態なので、どのくらいのサイズが
適当なのかもわかりませんが、先ほどのHOeの設定だと、だいたい
全長5センチほどになるので、でった先生曰く、手頃なサイズとのこと。
パートを全て選んで一括縮小しました。
まぁ、2メートルのモノ作っててそれが一気に5センチ以下になるのですから、
画面がびっくりするくらいさみしいコトになりましたwww
「ハッハッ、見ろ!機関車がゴミのようだ!!」(by ムスカ)
拡大拡大。ようやくこれで、本来作るモノのサイズの画面となりました。
これもアナログモデリングとは違うところですね。
実際にマテリアルを寸法通りに加工しますので、鉄尺(定規)は必須です。
なーんて話をしてましたら、ありました。定規。Shade 3Dの中にもwww
(定規は最後のあたりで登場します。)
ということでメインフレーム!
カタチとしては直方体から、前後にラウンド状に欠けがあるような具合です。
そう。くり抜き。まさしくブール演算のお仕事!!!
ということで、くり抜く対象をくり抜かれる対象より少し厚め(広め)に。
ブーリング!!!
できましたできました (ΦωΦ)
ちゃんとひとつの対象から、2ヶ所くり抜くことができました!
次は、前側のバンパーを付けます。
後ろのバッファをコピーしてすこし短めに加工して設置します。
こんな感じになりました ”o(゚д゚o)ヨシッ
次に、カプラー(連結器)を付けてみます。
実際に5センチ弱の設定なので、どこまでちゃんと出るか
全く分かりませんが、現段階で表現できるところは一応、
やっておこうかと思います。
今回はナローゲージという、一般の鉄道よりも狭い軌道を走る
機関車を想定していますので、皆さんのイメージとは少し違う
朝顔型のカプラーを再現してみました。
これは、連結用のドローバーといわれる両端に穴のあいた棒を突っ込み、
それをピンで止めるという構造なので、ピンが串刺しできる穴が必要です。
これまたブール演算大活躍ですwww
エンドに穴のあいた板を取り付けてカプラーの完成です。
さて、ここまで来ましたらば、残るは車輪とロッド、シリンダブロックです。
車輪は円柱をくり抜き、また少し小さい円柱を重ねてくり抜き、
その中にスポークを表現します。円柱を重ねたのは、フランジといいまして、
車輪がレールから外れないようにするための段差を表現するためです。
車輪はひとつ作れば平行移動複製やミラーリング、平行移動複製の上で
180度反転などでイケますのでサクサク進みますね ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ
そこにメインロッドとサイドロッドを付けます。
バンパーの後ろについているのは、シリンダブロックという部分です。
結局蒸気機関車の下回りでは、このへんが一番複雑な構成となりますが、
メゲずにひとつひとつ表現していきます。がんばれ自分www
なんだかんだで結構気分がノってきてしまい、クロスヘッドなどの本来
省いてしまおうかと思ったところまで作ってしまいましたが、
ちゃんと出るかどうかはわかりません。出たとこ勝負ってヤツですwww
コレが、とりあえず上下とも出来上がった状態です。
定規表示されてますね〜!
コレあると実際の大きさのイメージがつきますのでほんっと便利です!
ちゃんと車輪間も9ミリになっていることが確認できます。
4面図だと小さいので、各図はこんな具合です v(・∀・)yeah!
上面図。
全メンズ。(違う。前面図www)
右側面図。
(鉄道でもコチラ側がいわゆる1エンドという公式側なんですよね。)
そして、立体図はこんな感じになりました〜! (* ̄∇ ̄)ノ
これで、ポーターの完成です! ☆ハ(^▽^*)(*^▽^)ハ☆
うーん、ロッドの重なる部分とか、ちゃんと出るでしょうか?
この連載をさせて頂くにあたって、3Dプリンタをお借りしましたが、
実はまだ、自宅で稼働させておりません。
いよいよ来週は、このポーターを実際に3Dプリンタで
出力してみたいと思います +。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚♪
ちゃんと出ると・・・いいなぁ。
あ・・・その前に。
出すためのデータ形状とかもよくわかりません。
またでった先生のところにお伺いしませんと (* ̄^ ̄)b
それではまた来週〜!!! ヾ(*´д`*)ノシ
*1でった注:まとめてやる方法もあります。今度説明します。
モデラー:阿亮鐡道模型社 山下 亮(鉄道模型、鉄道情景作家)。
・KADOKAWA「電撃ホビーマガジン」2014年10月号〜2015年6月号連載。
・JCOM「アクトオンTV」鉄道ジオラマを作る 講師出演。
作例や活動についてはFacebookで「阿亮鐡道模型社」にてお願いいたします♪